凹版印刷といって、ヘコミの部分にインクを溜めて
紙に転写するタイプの印刷もあります。
こちらはインクの厚さで濃淡を表現できるため、
写真などの印刷にも向いており、グラビア印刷と呼ばれることもあります。
逆に文字など、輪郭がくっきりしないといけないものは
どうしてもぼやけがちになってしまいます。
オフセット印刷は両方の弱点を吸収できる印刷手法といえるでしょう。
現代の印刷は、昔のように活字を組み合わせるのではなく、
写真の技術を使って情報を取り込んでいます。
特殊なネガフィルムに絵や文字を写し取り、
光に反応する薬品を使って版をつくります。
印刷は、使う版の違いによって
〈1〉凸版(とっぱん)
〈2〉凹版(おうはん)
〈3〉平版(へいはん)
〈4〉孔版(こうはん)の四つに大きく分けられます。
凸版印刷は、木版画や活版印刷のように、
出っ張った部分にインキをつけて刷る方法です。
これとは逆に、凹版印刷は、へこんだ部分にインキをつめ、
出っ張った部分についたインキを取り除いて印刷します。
雑誌のグラビアなどは、この方法で印刷されます。
平版印刷は、その名の通り平らな版を使い、
印刷したくない部分には水を含ませて
インキの油をはじきます。
石版画や、今1番普及しているオフセット印刷がこれです。
孔版印刷は、版に穴を開け、
そこからインキを押し出して刷ります。
昔はガリ版、今は年賀状用の小さな印刷機などに
使われている技術です。